ちなつログ

ゆれる、ちなつ

『ダストビン・ベイビー』児童書だけど、大人が読んでも泣けてしまった。

こんばんは、ちなつです。

今ね、わたし読書後のハイなんです!

で、何が書きたいかっていうと、ジャクリーン・ウィルソン(英国の児童文学作家)の書く児童書は最高!ってことなんです。

子どもの頃こういう感じのアメリカとかイギリスの児童書が好きで図書館で片っ端から読みまくってたんだけど、『ダストビン・ベイビー』は読んだことなかった。

そして今日読んでみた。

大人だけど、泣けた。

どんなお話?

主人公の女の子が産まれた場所は、ピザ屋の裏路地のゴミ箱の中。

4月1日に生まれたから、名前はエイプリル。

今は自分を理解してくれている養母の”マリオン”と暮らしてはいるけれど、自分をゴミ箱に捨てた実の母親や一時期引き取られていた”おかあちゃま”のこと、隠し続けている”自分がわるい子”であったことなど、過去に捕らわれ続けている。

14歳の誕生日の朝、エイプリルはマリオンと喧嘩をし学校に行かずに慣れない電車に飛び乗る。

『会わなきゃいけない人がいる』と自分に言い聞かせながら。

エイプリルは過去と向き合いながら、自分のめちゃくちゃな人生に関わったたくさんの人に会うために電車を乗り継ぐ。

久しぶりに会うその人達はエイプリルを嬉しくさせたり、がっかりさせたりもした。

そして、自分の生い立ちに捕らわれていたエイプリルは、最後にたどり着いた場所で本当に大切なことに気付く。

感想

この本のどこに泣けたかというと、親に捨てられ施設や里親の元をたらい回しにされて、自分の殻に閉じこもるエイプリルの心情がすごくリアルだったところ。

子どもの癖にやたらと気を遣ったり、どうすれば大人が喜ぶか考えたり、常に悪い方悪い方に考えたり、自分にはちっとも価値がないと思ったり…。

子どもの数だけいろんな環境があるけど、この本は”普通の幸せ”じゃない家で育った人、常に寂しい思いで子ども時代を過ごした人、には特に突き刺さる何かがあると思う。

わたしは小さい頃から(実は今も)家族と実家が大嫌い。普通に変な家だったし、大人には嘘ばかりつかれてきた。

だから、誰も信じられないし、わかってもらおうとか思わないし、自分のことをすごくかわいそうだって思いこんでた。

そんなところが、エイプリルとそっくりだった。(あと、妄想癖があるところもそっくりだった。笑)

この本の最後で、エイプリルはしっかり過去と向き合って乗り越えていきます。

はっきり言って、この話はきれい事で終わる。児童書だしね。

でも、きれい事って人が救われるためには大事なんじゃないかと思った。

真実なんて心の持ちようで変わるんだから、自分がこれを真実と決めて進んでいけばいいんだって思ったら目からぽたぽたって涙が(笑)

自分の中の薄暗いところを見続けるか、少し虚勢を張ってでも未来に目を向けるかって。

絶望し続けることは簡単だけど、立ち上がるにはたくさん迷うし、勇気がいる。

振り返ってみたら、救いの手は案外差し伸べられていたのに自分が閉ざしているから見つけられていなかったのかも。

そんなメッセージを、児童書から読み取ったアラサー 11月の夜でした。

まとめ

ジャクリーン・ウィルソンの他の作品も改めて読まなければならない使命感にかられています(; ・`д・´)

児童書いいな。

小難しく書かれていないのが、逆に心にぐさっとくるんだよ。(語彙力のなさよ)

2004年の作品だから時代背景とかちょっと古いけど、描かれているのはこころよ、こころ。


Amazon>>ダストビン・ベイビー

気になる人、ぜひ読んでみてください!

マリオンが里親になる描写では、はっとする!

それではまたね!

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